競歩用シューズとしてターサージャパン(アシックス)を2ヶ月履いてみた

  • 2019.04.24 Wednesday
  • 20:00

 

 

 

こんばんは、山田です。

 

 

 

以前に書いた記事でも書きましたが、今まで履いていたウエーブエンペラージャパンを一旦中断し、他のシューズに挑戦し、そのレビューを書いていきたいなーと考えておりました。

 

 

 

その後、新競歩用シューズの第一弾として、2月中旬ごろからターサージャパン(アシックス)を履いておりまして、現在も2ヶ月ほど履き続けているところです。

 

 

 

 

そこで、今回はそのターサージャパンを「2ヶ月履いたシューズの感想!」ということで、履いてて感じたことや、エンペラーとの違いを含め、今後購入を検討されている方に向けた記事にしていきたいと思います。

 

 

 

まず、ターサージャパンを履くのは今回が初めてではありません。

 

 

 

以前の記事「競歩用のシューズについて」でも書かせていただきましたが、高校時代のペースウォークや、ストロール用として愛用していた時期がありました。(試合では使用していませんでした。)

 

 

 

今回、このシューズに決めたのも、以前の記事「競歩用のシューズについて」でも紹介した、シューズを決める際のポイントである

 

 

 

・ソールが薄い(厚すぎない)ものを選ぶこと
・ソールがフラットで足裏全体が足に付くこと
・屈曲性のあるもの
・足に合っているもの(メーカー)を選ぶこと

 

 

 

の4つに該当するのはもちろんのこと、競歩選手でターサージャパンを愛用している選手も多く、高橋選手(富士通)も練習で愛用しているとのことから、今回はこのシューズに決め、お店で試着し、サイズ合わせをした後、購入してきました。

 

 

 

で、早速感想についてですが、まず「サイズ感」についてです。

 

 

 

ウェーブエンペラージャパンの26.0cmと同サイズの26.0cmが私の足には合っていたようで、サイズの作りとしてはそう大きな違いはないかなーと感じています。

 

 

 

ただ、かかと部分のホールド感がエンペラーより弱く?少し余裕がある印象でした。

 

 

 

なので、かかとから接地をした際に、かかと部に少し隙間が空くような感じがあり、接地時の不安定感を感じました。

 

 

 

最初は少し気になりましたが、靴擦れなどもなく、履いているうちに違和感もなくなりましたので、あまり影響はないかなと思っています。

 

 

 

また、「ソールの厚さ」と「硬さ」については、エンペラーと比較すると若干厚めで、硬さはあまり変わらないように感じます。

 

 

 

特に、エンペラーはつま先部分からかかとに向かってソールの厚さの差があまりなく、割とフラットな作りになっていますが、ターサーはかかとに向かって少し高くなっています。

 

 

 

 

そのためか、ターサーを履いている時は、「かかと接地を意識しやすいなー」と感じました。

 

 

 

ですので、かかと接地が苦手な人はターサーが歩きやすいと感じるかもしれませんね〜。

 

 

 

ただ、逆にかかと接地が上手い人やかかと接地に課題を感じたことがない人は少し邪魔だと感じるかもしれません。

 

 

 

加えて、ターサーはかかと接地が意識しやすいためか、接地した際の感覚が抜群に良く感じるんですよね。

 

 

 

高校時代に履いていたときも同じ感覚がありましたが、「しっかりと地面に足を付けながら歩けている感」が得られやすく、これが気持ち良く歩けたり、このシューズに惹きつけられる要因の1つなのかもなーと感じています。

 

 

 

かかと接地が意識しやすいと、ベントニーの改善にも効果的かと思いますので、矯正用としてかかと接地が意識しやすいターサーを試してみるのも良いかもしれませんね。

 

 

 

あとは、「シューズの耐久度」です。

 

 

 

これについては、私自身非常に驚いたのですが、シューズ裏の摩耗の早さに少しびっくりしてしまいました。

 

 

 

履いて2ヶ月でこんな状態になってしまいました。笑

 

 

 

 

 

 

練習強度や、私自身の歩き方に問題がある可能性もありますが、エンペラーを履いていた時は、2ヶ月でここまで摩耗したことはなかったので、少しショックでした、、、泣

 

 

 

あと、関係ありませんが、かなり左足に負荷が偏っていることがわかりますねぇ〜。

 

 

 

フォームや接地の偏りは誰しもある程度ありますが、これはどうなんでしょう。

 

 


私がこのシューズ裏を見ると、左のつま先で蹴ってしまっている可能性が大いにありそうな感じがしますねー。

 

 

 

キック動作は良いものではないので、今後の動作改善のヒントとして、フォーム改善に役立てたいと思います。

 

 

 

こういった部分からも自分の反省ポイントや、自分の動作の傾向が見られますので、みなさんも定期的にシューズの裏を見返してみると良いと思いますね。

 

 

 

まとめ

 

 

 

総合評価としては、「★4.8」(5段階評価中)といったところでしょうか。非常に気に入っています^^

 

 

 

5に0.2及ばなかった理由としては、「若干耐久性に難アリか?」というところと、流しやショートインターバルなどでスピードを出した際に、エンペラーと比較して「思うほどスピード出てないかも?」と感じることが何回かあったためです。

 

 

 

若干、ソールに厚みがあることから、反発力が小さくなってるのかな?と感じています。

 

 

 

ターサージャパンをレースで使用している選手はあまり見かけないように感じますが、みなさんもそういった印象から試合でも使われていない理由があるのかもしれないですね。

 

 

 

一応、前回の県強化記録会もこのターサージャパンで出場し、レースでの感覚を試してみましたが、実際のところはよくわりませんでした。笑

 

 

 

なので、あまりこの意見を気にしすぎない方が良さそうな気もします。

 

 

 

ただ、今後の練習でも、「長く愛用していきたいな〜」と強く思えたシューズでしたので、ぜひみなさんにも一度は試していただきたい競歩用シューズであることに変わりありません。

 

 

 

今回ご紹介させていただいたシューズ「ターサージャパン」の良かった点と懸念点をまとめると、

 

 

◎良かった点◎

・接地時の感覚の良さ

・かかと接地が意識しやすい

・エンペラーとのほぼ同じサイズ感であること

 

△懸念点△

・接地時のかかと部の不安定感

・グリップ部の耐久性

・スピードが出にくい

 

 

 

競歩をはじめたばかりのビギナーにもオススメしたい一足ですね。

 

 

 

以上参考にしてください。

 

 

 

次は噂のあのシューズを履けたらなーと考えています^^

 

 

 

では本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

★みなさんの「いいね、リツイート、シェア」がいつもモチベーションになっています!!★

 

 

 

◎ご意見、ご質問、ご要望は「質問箱」よりお願いします。

 

 

 

↓応援して下さる方は、この2箇所を1日に1回ずつクリックお願いします↓

にほんブログ村 その他スポーツブログ 陸上競技へ

クリックしたあと、一覧の中からもう一度山形競歩ブログを押してね。

 

勝つレースをする上で事前に克服しておきたい問題について

  • 2019.04.20 Saturday
  • 20:00

 

 

 

こんばんは、山田です。

 

 

 

今日は山形県の強化記録会がありまして、久々に5000mWに出場してきました。

 

 

 

記録は21分09秒29(4'17"、4'17"、4'17"、4'11"、4'07")でした。

 

 

 

 

 

今回の主な目的は、先頭を引っ張ってペースを作り、県内メンバーが21分台〜22分前半を出せるようにペースメイクすることでした。

 

 

 

レース前に考えていた流れでは、入りの1000mを4'20"を切るペースで入り、そのペースを3000mまで維持し、ラスト2000mはフリーで、余裕があればペースアップしよう、というのが(私の練習も兼ねた)レースプランでした。

 

 

 

コンディション的には天気も良く、風が若干吹いていましたが、特に影響はなく、好コンディションだったのではないかと思っています。

 

 

 

県内のメンバーにはこの事を事前に周知しており、最初は21分台〜22分台ターゲットのメンバーが集団になって歩いていましたが、2000m手前辺りで多くのメンバーが脱落していました。

 

 

 

もう少し長く、多くのメンバーが耐えられるだろうなーと予想していたために、今思うと、もう少し遅めのペースメイクでも良かったのかなぁと反省しています。

 

 

 

ただ、最近の練習で良い練習を積めていた選手の何名かは、大幅にベストを更新しており、自身の実力アップを実感できていた選手も見られました。

 

 

 

山形競歩メンバーの実力アップは、強化に携わる私としては非常に嬉しいものであります^^

 

 

 

ただ、やはり負けてられないという気持ちもありますので、これをモチベーションにし、自身の強化にも繋げていきたいですね。

 

 

 

で、今回のレースで思ったことは、やはりレースで好記録を狙うためには、ペースの平準化は必須であり、後半ペースを落とさないための工夫は欠かせないなーということです。

 

 

 

特に、ペースメイクが苦手な選手は、最初の入りを速く突っ込みすぎてしまわないように注意する必要があります。

 

 

 

高校生の場合(特にインターハイ)は上位に入ることでしか上位大会に進むことができませんが、大学生以上は、標準記録突破がインカレ出場の可否に関わってきますので、ペースメイク力を鍛えたり、ペースの平準化を日頃から意識しておくことは、大きなポイントになると思います。

 

 

 

もちろん高校生も、入りで速く突っ込んでしまい、後半追い抜かれてしまうレースばかりをしていては、勝てたはずのレースを落としてしまいかねませんので、ペースメイクには慎重になる必要があります。

 

 

 

ただ私自身、試合でのペースメイク力は試合でしか培われないと思っていまして、というのも、練習でのペース感覚と、試合でのペース感覚は同じではないためです。

 

 

 

これは多くの方が感じていることでしょう。

 

 

 

やはりレースでは、いつもの練習以上に緊張感があり、多くのアドレナリンが出ています。

 

 

 

ゆえに、その作用から感覚が麻痺し、普段の練習より苦しくないように感じます。

 

 

 

この「苦しくない」という感覚を信じすぎると、ペースメイクに失敗します。

 

 

 

というのも、感覚では楽だと感じていても、実際には、身体に大きな負荷がかかっています。

 

 

 

最初は体力も残っており、アドレナリンでごまかすことができても、後半に疲労がピークになって、集中力が切れてしまうと、一気にペースダウンしてしまうことになります。

 

 

 

私も昔は、レース後に、

 

 

 

「最初は良かったのに、後半が我慢できなかった。後半もっと我慢できるようにする。」

 

 

 

という反省をしていましたが、これは間違いで、後半我慢できなかったことが悪いのではなく、「後半我慢できなくなるくらい、前半に突っ込みすぎたこと」が問題だったのです。

 

 

 

これに気づいてからは、何も考えなしに前の選手についていくのはやめ、極力自分の実力に近い選手と一緒にレースしたり、自分のペースメイクでレースを進められるように意識しはじめました。

 

 

 

ただ、記録会や失敗がある程度許されるレースでは、今日はあの人に挑戦するレースをしよう、と決めて行ったりするのは良い方法だと思いますし、自分の実力の幅を広げるためにも積極的に行うべきです。

 

 

 

ただ、失敗したくないレースや上位大会を目指すレース、狙いたいレースでは、ある程度自分の力を発揮しやすいレースパターンとペースメイク力を培っておくことは非常に重要です。

 

 

 

また、こういった理由で良いレースを逃してしまってはいませんか?

 

 

 

・自分でペースメイクができないから、狙うべきレースでは他の選手についていくしかない

・自分の力を発揮できるレースパターンを知らないから、どうペースメイクしたらいいかわからない

 

 

 

これらの要素は、あらかじめ潰しておくべきであると私は思っていますし、勝つためのコマンドとして事前に克服しておきたい点です。

 

 

 

やはり強い選手であればあるほど、変化への対応力が高く、その状況に応じて臨機応変に対応しています。

 

 

 

ただ、これらの要素は一朝一夕で身につくものではありませんが、日頃のトレーニングや試合などで事前に問題意識を持っておくことで、試合への対応力の幅を大きく広げることができると思います。

 

 

 

当ブログでは、ペースメイクについて何度も触れされていただいていますが、今日は私の経験から感じているペースメイクの重要性について再度熱く語らせていただきました。笑

 

 

 

多分、ペースメイクに関する話が好きなんでしょうねぇ。。。

 

 

 

以上、参考になれば幸いです。

 

 

 

では本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

★みなさんの「いいね、リツイート、シェア」がいつもモチベーションになっています!!★

 

 

 

◎ご意見、ご質問、ご要望は「質問箱」よりお願いします。

 

 

 

↓応援して下さる方は、この2箇所を1日に1回ずつクリックお願いします↓

にほんブログ村 その他スポーツブログ 陸上競技へ

クリックしたあと、一覧の中からもう一度山形競歩ブログを押してね。

 

 

離地時に「かかとが高くなる原因と対処法」について

  • 2019.04.17 Wednesday
  • 20:00

JUGEMテーマ:競歩.ウォーキング.など

 

こんばんは、山田です。

 

 

 

しばらく更新が滞ってしまいましたが、しっかりと更新していきます。

 

 

 

先週は石川県の輪島市にて輪島競歩大会が開催されていましたね。

 

 

 

私は出場していませんが、好記録が連発しておりましたので結果と内容を少し紹介させていただきたいと思います。

 

 

 

男子50kmWは鈴木選手が日本新(3時間39分07秒)で優勝

 

 

 

 

20kmWの世界記録保持者である鈴木選手が優勝しました。

 

 

 

今まで何度か50kmの試合には出場していたものの、今回が初50km完歩だったということで、これは衝撃的でしたね。

 

 

 

今大会で標準記録を突破し、優勝した鈴木選手は2019ドーハ世界選手権の代表に内定しました。

 

 

 

直後のインタビューでは、「20kmのプライドもあり、今回の世界選手権出場についてはまだ検討中」と話されていましたが、昨日、50km出場を決断された模様ですね。

 

 

 

 

 

 

個人的には、鈴木選手が50kmWの選手として活躍される姿にも期待したいなぁと感じていましたので、全力で応援させていただきたいと思います^^

 

 

 

女子50kmは渕瀬選手が日本新記録(4時間19分56秒)を樹立

 

 

 

女子は20kmWの日本記録保持者である渕瀬選手が日本新記録を樹立しました。

 

 

 

今大会の女子50kmWはオープン種目となっており、順位はつきませんが、トップでフィニッシュした渕瀬は今大会の記録で20kmと50kmの2種目で日本記録保持者となりました。

 

 

 

これまた、20kmの選手が50kmでも通用する、という1つの例になったのではないかと思います。

 

 

 

やはりトップで戦うためには、「20kmはスピード、50kmは持久力」と決めつけ、それに徹するのではなく、20kmにも持久力が必要であり、50kmでもスピードが必要である、ということが今回の結果から示唆されたように感じます。

 

 

 

男女ともに日本記録が出るという素晴らしい結果でしたね。

 

 

 

多くの有力選手が50kmW代表の残り1枠を争うことになり、記録的にも非常にレベルの高い大会になったことが予想されます。

 

 

 

今年、ドーハにて行われる2019世界選手権が非常に楽しみでなりませんね^^

 

 

 

では、本日の記事です。

 

 

 

今日は、質問箱にあった質問への回答をしたいと思います。

 


 

 

 

かかとが高くなる部分は主に2つあり、その部分として、

 

 

 

・接地時にかかとが高くなる場合

・離地時にかかとが高くなる場合

 

 

 

の2パターンがあります。

 

 

 

おそらく質問者さんは、後者であると考えられますので、今日は「離地時にかかとが高くなってしまう場合」の原因と対処法についてお話ししていきたいと思います。

 

 

まず、離地時にかかとが高くなってしまう原因として考えられるのは主に以下の2つです。

 

 

 

〜以への降り出すタイミングが遅い

▲ック動作

 

 

 

1つ目は、前方への振り出すタイミングが遅いことです。

 

 

 

体重を足で支持する際に、足が後方へ残りすぎてしまうことが原因でかかとが高くなってしまう動作です。

 

 

 

競歩動作において、足を後ろに残す動作はもちろん大切ですが、残りすぎても逆に良くありません。

 

 

 

ですので、ある程度体重を支え、地面を押し出すことができたら、長々と足を後ろで支持しているのではなく、早々に前方へと振り出すことが重要です。

 

 

 

振り戻すタイミングとしては、足と地面が垂直になったラインを少し超えた辺り(下図参照)になるかと思います。

 

 

 

 

 

 

このタイミングか、もう少し速いタイミングで足を前方に振り出すことができれば、かかとの高さを抑えられるのではないでしょうか。

 

 

 

ただ、あまりにも振り戻しが早ければ、小走りのような歩きになってしまい、浮き動作となってしますので、自分の感覚と外側から見たフォームの擦り合わせが不可欠になります。

 

 

 

2つ目はキック動作です。

 

 

 

やはり、ランニング動作同様、足が離れるタイミングでキック動作(つま先で押す)を入れてしまう選手が多いように感じます。

 

 

 

ペースを上げようと思うと、どうしても足や足首に力が入ってしまい、キック動作が入ってしまうのではないかと見ています。

 

 

 

当ブログでは、何度もキック動作不要論(「足首に力が入っていないか?」)を説いておりますが、というのもやはり、キックしてしまうとかかとが高くなり、浮きの違反を取られてしまうだけでなく、エネルギー効率性の視点からみてもあまり効果的でないことから、キック動作は極力抑えるべきです。

 

 

 

では実際にどうすればいいか、ということについては脱力のタイミングを理解する(「支持動作における筋の緊張と脱力について」)ことや、反発のあるポイントとその力を推進力に変換する方法(「地面から受けた力を推進力に変換すること」)あたりが参考にしていただきつつ、脱力のタイミングを理解することがポイントになるのではないかと思います。

 

 

 

あとは、速いペースに体(動作)を合わようとすると、キック動作や力づくでペースを維持しようとしてしまいますが、体(動作)にペースを合わせ、徐々にその動作の質を上げていくことによって速いペースでも動きが崩れない(キックしない)ように適応していく、というやり方も私が好んでしている手段の1つです。

 

 

 

で、実際にどのような練習をすればいいか、という質問の答えについては、フォームが崩れない(キックや力みが出ない)範囲の中で練習を行い、その範囲を徐々に広げていく(技術を高める)ことが、浮き動作を取られないようにする最良の手段なのではないかと思います。

 

 

 

今回の「離地時にかかとが高くなってしまう原因と対処法」の要点をまとめると、

 

 

 

仝彊は「支持足の残り過ぎ」か「キック動作」

対処法は「脱力」と「タイミングの把握」

「日頃の練習の意識付け」と「フォームをコントロールできる範囲での練習を行うこと」が重要

 

 

 

以上参考にしてください。

 

 

 

では本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

★みなさんの「いいね、リツイート、シェア」がいつもモチベーションになっています!!★

 

 

 

◎ご意見、ご質問、ご要望は「質問箱」よりお願いします。

 

 

 

↓応援して下さる方は、この2箇所を1日に1回ずつクリックお願いします↓

にほんブログ村 その他スポーツブログ 陸上競技へ

クリックしたあと、一覧の中からもう一度山形競歩ブログを押してね。

 

シューズの違いで動作に違いが出るのか?問題について

  • 2019.04.06 Saturday
  • 20:00

 

 

こんばんは、山田です。

 

 

 

現在、順天堂大学大学院修士課程中の森岡紘一朗選手(富士通)が「競歩競技者における大腿骨疲労骨折発症要因のバイオメカニクス的検討」というテーマで研究をされているようです。

 

 

 

つきまして、「被験者(実験に協力してくれる人)」を探しているようですので、対象となる方がいらっしゃれば、ぜひご協力いただけたらと思います。

 

 

 

で、その被験者の対象者としては、

 

 

 

・過去に「大腿骨疲労骨折」及び「大腿骨の骨膜炎」をしたことのある競歩選手

・日頃のトレーニングから大腿部前部にストレスや痛みを感じてる選手

 

 

 

だそうで、年齢や性別は問わないようです。

 

 

 

ただ、協力していただく方には、大学に直接来ていただく形になりますので、関東圏内在住で、大学生以上の競技者が主に対象になるのではないか思います。

 

 

 

最近の競歩界全体の傾向として、大腿骨の疲労骨折をする選手の数が増えつつあるものの、やはり競歩選手自体の絶対数が少ないことから、対象者を見つけるのに困窮しているそうです。

 

 

 

また、実験の概要としては、順天堂大学(千葉県印西市)のキャンパスで測定と実験を行い、具体的には、

 

 

 

・トレッドミル(ランニングマシン)での歩行動作解析

 

 

 

を被験者の方に行っていただくことになると思います。(6月中旬〜7月中旬に実施予定)

 

 

 

この研究が進むことにより、競歩動作における大腿骨疲労骨折を招く要因を掴むことができれば、動作改善や、怪我防止に繋がる大きな一歩になりますので、非常に期待しています。

 

 

 

また、実験を行う際の交通費等は支給があるそうなので、該当する方はぜひ実験に協力していただけたらと思います。

 

 

 

あわせて、「実験には参加できないけど、大腿骨疲労骨折をした経験があるよ!」

 

 

 

という競歩選手がいらっしゃれば、ぜひ情報提供という形でも結構ですので、ご連絡いただけたら幸いです。

 

 

 

50kmW世界選手権(6位)、ロンドン五輪(7位)といった、数々の素晴らしい実績を持つ森岡選手と実際に会って話せるチャンスですので、これを機に、色々と聞いてみても良いのではないかと思います^^

 

 

 

もし実験に協力していただけるという方は、森岡選手のFacebook(https://www.facebook.com/koichiro.morioka.5?epa=SEARCH_BOX)もしくはTwitter(https://twitter.com/50kmW)もしくは、山形競歩のアドレス(yamagata6racewalk@yahoo.co.jp)に

 

・氏名

・年齢

・性別

・連絡先

 

の4つをご連絡いただければと思います。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

では、本日の記事です。

 

 

 

 

 

今日ご紹介する論文は順天堂大学の研究で、「シューズの違いで競歩動作に違いが出るの?」ということを調査したものです。

 

 

 

対象は競歩選手8名で、ソールが「厚くて柔らかいシューズ」と「硬くて薄いシューズ」の2種類のシューズを履き、それぞれを比較した際に、動作と筋肉の動きに違いが出るのか?というのを調べた模様。

 

 

 

で、結果はというと、

 

 

 

・動作においてはどちらも目立った変化なし

 

 

 

だっだそうで、これは私も驚きでしたね〜。

 

 

 

ただ、薄くて硬いソールを履いた場合には、

 

 

 

・足底屈力(キック力)が大きくなっていたよ!

 

 

 

という結果だったそうで、これは面白い結果だな〜と思いました。

 

 

 

おそらく、厚くて柔らかいシューズはそもそも反発しやすく(跳ねやすく)、かつキック動作を入れても、ソールが沈むため、前に進んでいる感が得られていないことから、キック動作が制限された可能性が考えられますね。

 

 

 

なので、個人的にこの結果から感じたことは、無意識的にキックして、上下動が発生してしまう傾向のある選手のフォーム矯正に役立つでは?ということです。

 

 

 

やはり上下動や浮き動作が発生してしまう選手は、足首のキック動作が関係している場合がほとんどですので、厚くて柔らかいソールのシューズを使うことによって、キック動作が制限され、フォーム改善に役立つんじゃない?と考えています。

 

 

 

ですので、レースではもちろん硬いソールを使いますが、ストロールや遅めのペースウォークでは、フォーム矯正用として、厚くて柔らかいシューズを使ってみるのもアリかもしれないなーと思ったところです。

 

 

 

今までは、競歩において厚くて柔らかいシューズの有用性をあまり感じていませんでしたが、これを機に少し取り入れてみてもいいのかなと思いました。笑

 

 

 

以上参考にしてください。

 

 

 

では本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

★みなさんの「いいね、リツイート、シェア」がいつもモチベーションになっています!!★

 

 

 

◎ご意見、ご質問、ご要望は「質問箱」よりお願いします。

 

 

 

↓応援して下さる方は、この2箇所を1日に1回ずつクリックお願いします↓

にほんブログ村 その他スポーツブログ 陸上競技へ

クリックしたあと、一覧の中からもう一度山形競歩ブログを押してね。

 

 

競技水準の高い選手にはこんな4つの特徴があったよ!という論文について

  • 2019.03.30 Saturday
  • 20:00

 

 

こんばんは、山田です。

 

 

 

今日は練習会でした。

 

 

 

トラックシーズンも迫ってきまして、距離練習から徐々にペースを上げていくような質の高い練習に移行させつつあります。

 

 

 

距離だけ踏んでいては、レースでスピードが出せなくなりますし、スピードばかりでは、持久力が疎かになったり、フォームの乱れに繋がったりします。

 

 

 

特にこの時期では、スピードと距離が交互に行われ、肉体的にも精神的にもしんどい時期にはなりますが、ここを乗り切ってこそ試合で戦える強い選手になっていきますので、山形競歩メンバーと共に頑張っていきたいと思います^^

 

 

 

 

 

では、本日の記事です。

 

 

 

今日ご紹介する論文は、平川(2007)で、これは、競歩選手15名を対象にした研究で、競技水準と歩行速度、歩行距離、地面反力計の関係を検討・分析するというもの。

 

 

 

要は、「競技力の高い選手(or低い選手)にはこういう特徴があったよー」ってことですね。

 

 

 

で、実験から得られた結果は主に4つ挙げられておりまして、

 

 

 

〔そ藁者では支持期後半に地面をキックするように地面反力が再度大きくなる

 

 

 

これは、「初心者ほど地面を蹴っていたよー」ということで、熟練者ほど、「地面を蹴らずに推進力を得る技術があった!」と言えそうです。

 

 

 

競歩では、ランニングと比較して、キックすることによって得られる推進力があまりにも小さいからだと考えられます。

 

 

 

ゆえに、キックすることによって推進力に変換されない(されにくい)余計な力が発生してしまい、結果としてフィニッシュタイムが遅くなってしまったのでは?と考えています。

 

 

 

⊇藁者では最大値を示した後に比較的漸減的に低下する傾向が認められた

 

 

 

これは、初心者、熟練者共に、接地後に最大の反発力を得ることには変わりなかったものの、その後、

 

 

 

熟練者は「徐々に反発力が小さくなっていった」のに対し、初心者は、「急激に反発力が小さくなった」

 

 

 

ということです。

 

 

 

右脚における反発力の変化を図示するとこんなイメージになるかと思われます。

 

 

 

 

熟練者は接地後に得た反発力をじわじわと低下させていたのに対して、初心者は反発力を得た後、すぐに反発力を失ってしまっていた模様。

 

 

 

これは、かかと接地時のテクニックが関係していそうな感じがしますね。

 

 

 

初心者ほど、かかとでブレーキをかけてしまう傾向がありますので、「歩幅を作るための3つのアプローチ方法」の3つめで紹介させていただいた「接地時の足首の使い方」を参考に、かかと接地の技術を磨きつつ、ブレーキをかけない動きを身につけるのが良いアプローチではないかと思っております。

 

 

 

Lそ藁者は周回を重ねると歩行速度が低下し、それに伴って地面反力の最大値が漸減していく

そ藁者は周回を重ねるごとに歩行速度を徐々に向上させ、それに伴って地面反力も漸増していく

 

 

 

この2つは前回の記事でのテーマと非常に近似していますね。

 

 

 

初心者ほど「後半でペースを低下させてしまっていた」ということで、これは筋力の持久力が不足していたことも考えられますが、やはり、後半に地面からもらう反発力を低下させないことがポイントで、そのためのトレーニング(スクワットとか)をしておくことは損にはならなそう。

 

 

 

前回の記事「「前半逃げ切り」vs「後半追い上げ」ではどっちが良いの!?問題について」、「後半ペースを落とさないためにしておきたい筋トレはこれだ!」を読まれていない方はぜひそちらを見ていただきつつ、レースペースを平準化させることの重要性や、後半にペースを落とさないためにしておきたいトレーニングについて紹介していますので、そちらを見ていただければと思います。

 

 

 

この論文から得られるであろうアドバイスをまとめると、

 

 

 

ゞナ發砲いてキックするのはあまりよろしくないぞ!

△かとでブレーキをかけない技術を身につけとけよ!

レースペースはイーブンでいき、ラストはペースダウンしない工夫をしておこう!

 

 

 

といったところですかね〜。

 

 

 

以前に当ブログでも紹介した部分の重複している点もあり、過去に紹介した情報が大きく間違ったものではなかったなーと実感することができたので、少し自信になりました。笑

 

 

 

以上参考にしていただければと思います。

 

 

 

では本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

★みなさんの「いいね、リツイート、シェア」がいつもモチベーションになっています!!★

 

 

 

◎ご意見、ご質問、ご要望は「質問箱」よりお願いします。

 

 

 

↓応援して下さる方は、この2箇所を1日に1回ずつクリックお願いします↓

にほんブログ村 その他スポーツブログ 陸上競技へ

クリックしたあと、一覧の中からもう一度山形競歩ブログを押してね。

 

後半ペースを落とさないためにしておきたい筋トレはこれだ!

  • 2019.03.24 Sunday
  • 20:07

 

 

こんばんは、山田です。

 

 

 

本日、岩手県で行われた「2019森山スプリングウオーク大会」に山形の高校生選手が何名か参加していたので、結果を共有しておきます。

 

 

 

雪が降り積もる中でのレースとなり、かなり過酷なコンディションだったのではないかと思います。

 

 

 

ただ、時には過酷な状況でレースを経験しておくと、他のレースで過酷な状況と出会った時に、

 

 

 

「まぁ、あの時と比べたらマシだな〜」

 

 

 

と思えることができ、今後のレースに良い影響を与えることに繋がります。

 

 

 

過酷な状況を経験していないと、グラウンドコンディションが少し悪いだけで、レース前のメンタルに大きく響いてしまいます。

 

 

 

ですので、結果が良かった選手も、そうでなかった選手も、今回の経験を糧に、これから始まるインターハイ予選に向けて頑張ってもらいたいなと思います。

 

 

 

 

 

では、本日の記事です。

 

 

 

前回の記事「レース後半でペースが落ちてしまう原因について」では、後半のペースを落とさないためには、股関節伸展トルクの維持が重要だよーということについて書きました。

 

 

 

今回は、その「股関節伸展トルクを高めるための方法」について書いていきたいと思います。

 

 

 

前回の記事でも書きましたが、「股関節伸展トルク」とは、「股関節の関節パワー」のことであり、この股関節が進展するパワー(及び持久力)を高めることが、その方法となります。

 

 

 

で、この進展するパワーを高めるには、股関節の伸展を意識しながら歩くこともそのトレーニングの1つですが、今回は、手っ取り早く、かつ確実に上げるために「どんな筋力トレーニングをしたら良いの?」というテーマで、お話ししていきたいと思います。

 

 

 

まず、股関節を伸展する上で使われる筋肉というのが、

 

 

 

・大臀筋

・ハムストリングス

 

 

 

の2つが主な筋肉となりまして、具体的な図で示すと、この部分にあたります。

 

 

 

 

 

 

この2つを鍛えることが股関節伸展トルクを高め、維持するのに重要な筋肉である、ということです。

 

 

 

で、この筋肉を最も効率良く鍛える筋トレというのが、みなさんもご存知かと思いますが、

 

 

 

・スクワット

 

 

 

でして、一応、「スクワットって何?知らないぞ!」という方のために、下に動画を載せておきます。

 

 

 

 

 

 

スクワットを行う上で、気をつけたいことが、「正しく行う」ということです。

 

 

 

というのも、正しくスクワットをできないとトレーニング効果が半減してしまう(&怪我をしてしまう)んですよね。

 

 

 

ですので、この動画では丁寧にわかりやすく、ポイントを解説してくださっていますので、最初のうちは、動画を見ながら行い、体に意識付けをしてやると良いと思います。(0:20付近のポイントはかなり重要)

 

 

 

また、上記の動画のスクワットでは、ウエイトを使っていますが、慣れるまではウエイトは使わなくても良いと思います。

 

 

 

慣れていなかったり、筋力が不足していると腰や膝を痛める原因となります。

 

 

 

最初は、ノーウエイトで行い、徐々に軽めの重りなどで負荷を上げていくと良いと思います。

 

 

 

また、この動画では、フルスクワットに近い(膝を強く曲げる)動作で行っていますが、競歩の動作を鍛えるためには「ハーフスクワット」で良いのではないかと思っています。

 

 

 

 

ハーフスクワットはフルスクワットより浅く、体への負荷が少ない分、大きなパワーを発揮でき、楽に行うことができます。

 

 

 

さらに、初心者の方やスクワットに慣れていない方にもオススメで、「低負荷」かつ「正しいフォームを作りやすい」というメリットがあるので、ぜひ試していただきたい筋トレです。

 

 

 

また、私の場合は、ウエイトを持ちながら、「ハーフジャンピングスクワット」を行っています。

 

 

 

 

 

 

これはなかなかキツイですが、できるようになると素早く、確実に、効率良く筋肉を刺激することができます。(ただ、正しく行うためには少し技術が必要。)

 

 

 

大臀筋やハムストリングスを鍛える方法や筋トレは他にもありますが、最も一般的で、効率的に鍛えられるのはスクワットが一番ではないかと思いましたので、今回ご紹介させていただきました。

 

 

 

もし、「後半ペースが落ちてしまうなー」とか「ラストが苦手なんだよなー」という方には、ぜひ取り入れていただきたいトレーニングです。

 

 

 

また、お尻や脚の引き締め、体脂肪の燃焼にも効果的なトレーニングの1つですので、女性やダイエット目的の方にも非常におすすめしたいところですね^^

 

 

 

では本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

★みなさんの「いいね、リツイート、シェア」がいつもモチベーションになっています!!★

 

 

 

◎ご意見、ご質問、ご要望は「質問箱」よりお願いします。

 

 

 

↓応援して下さる方は、この2箇所を1日に1回ずつクリックお願いします↓

にほんブログ村 その他スポーツブログ 陸上競技へ

クリックしたあと、一覧の中からもう一度山形競歩ブログを押してね。

 

 

レース後半でペースが落ちてしまう原因について

  • 2019.03.21 Thursday
  • 20:00

 

 

 

こんばんは、山田です。

 

 

 

今回は、前回の記事の最後でも触れましたが、私自身の能美大会の結果について振り返りたいと思います。

 

 

 

今大会の結果は、1時間28分30秒(22分22秒→22分03秒→22分05秒→22分00秒)で、

 

 

 

前回の神戸大会(1時間32分13秒)より、4分近くタイムを縮めることができました。

 

 

 

この理由として、私自身がココに原因がありそうだなーと考えている部分が3つほどありますので、それについてお話ししたいと思います。

 

 

 

|鎖絏淑の摂取

 

 

 

1つめは普段より少し多めの炭水化物の摂取です。

 

 

 

前回大会では、レース後半に大幅なペースダウンをしてしまいましたが、その理由として

 

 

 

エネルギー不足してたんじゃない?

 

 

 

と感じていて、というのも当日の朝の食事が、「おにぎり1個とコーヒーだけ」というアスリートにあるまじき食事をしておりました。笑

 

 

 

これでは、後半エネルギー不足で歩けなくなってしまうのも無理ないだろうということです。

 

 

 

今までのレースでは、「エネルギーが不足して歩けなくなる」という経験がなく、「そこまで摂取していなくてもなんとかなるだろう」と思い込んでいましたが、やはり20kmほどのレースになると炭水化物をある程度摂取し、筋肉にグリコーゲンを貯めておかないと後半に体力が持たず、ペースダウンしてしまうことを前回と今回の大会を通して痛感しました。

 

 

 

食べ過ぎも良くありませんが、やはり20kmを歩き切るためには、ある程度、多めの炭水化物を取っておいたほうが良さそうです。

 

 

 

⊇乎弔良かった

 

 

 

2つめは、一緒に歩いていた集団のペースが良かったことです。

 

 

 

今大会では、他の選手に引っ張ってもらいつつ、所々前に出て、先頭を歩いたりしていましたが、集団として非常に良いペースで歩けていたのではないかと思います。

 

 

 

前回の神戸大会では、今大会より集団に属している時間が短く、一人で歩いている時間や先頭を引っ張っている時間が長かったように感じます。

 

 

 

やはり、先頭を引っ張る選手は、集団に属している選手より疲労しやすいように感じます。

 

 

 

理由は風の影響も少なからずあると思いますが、それよりも無意識的な心理的負担があるのではないかと見ています。

 

 

 

先頭を引っ張る選手には当然メリットもありますが、それを享受するためには、それ相応の集中力(周りに影響されない)と、メンタルの強さ(自信を持ってペースメイクできる)が要求されるなと感じました。

 

 

 

8坿慇畤展トルクの維持

 

 

 

3つめは股関節伸展トルクの維持です。

 

 

 

実は、今日のブログの本題はこれで、以前書いた記事「「前半逃げ切り」vs「後半追い上げ」ではどっちが良いの!?問題について」の中でも紹介させていただいた、法元ら(2011)の論文についての内容です。

 

 

前回は、前半と後半の「ペース変化」について焦点を当てて説明しましたが、今回は「力学的エネルギー(パワーの使われ方)の変化」について紹介しようと思います。

 

 

 

今回紹介する部分では、上位の選手と下位の選手では「レース前半と後半でエネルギーの使い方に違いがあるの?」ということを調べてまして、その結果というのが、

 

 

 

・レース後半でペースが落ちてしまう選手の特徴に「股関節伸展トルクの減少」が見られた!

 

 

 

という結果だったそうで、これはつまり、上位の選手は「股関節伸展トルクを維持することで、ペースダウンを抑えていた」傾向が見られた模様。

 

 

 

これによって上位の選手は後半のペースダウンが抑えられ、前半と後半のペースのイーブン化ができ、結果として良いレースができていたと考えられます。

 

 

 

そもそも、股関節伸展トルクってなに?

 

 

 

勝手に話を進めてしまいましたが、「そもそも股関節伸展トルクって何?!」という声が聞こえてきそうなので、解説しておきます。

 

 

 

股関節伸展トルクというのは、股関節を伸展するための「関節のパワー」のことです。

 

 

 

股関節は様々な動きをすることができますが、今回は「屈曲」「伸展」の2つの関節の動きを紹介します。

 

 

 

 

 

図にも書いてあるとおり、左が股関節の「屈曲」で、右が「伸展」です。

 

 

 

今回のポイントは「伸展」であり、この図では、股関節の伸展とは、「股関節の付け根を起点に、足が後方に向かう関節の動きだよー」ということを理解していただければと思います。

 

 

 

で、「伸展トルク」とは、関節が後方に向かう(伸展)時の「股関節の力」のことを指します。

 

 

 

要は、競歩動作に置き換えると「前に押し出す時の力の強さ」のことですね。

 

 

 

この研究では、後半ペースを落とさない(歩行速度を維持する)ためには、回復期後半における回復脚股関節伸展トルクと膝関節屈曲トルクを維持することが重要であると述べられておりますが、これは、

 

 

 

・「接地直前」における股関節の伸展トルクの維持

 

 

 

のことを指していると言って良いでしょう。

 

 

 

なので、接地直前に、股関節を伸展する力が減少してしまうことが後半のペース低下の原因になっており、これを防ぐことができれば、後半ペースを落とすことなく、イーブンでレースできるんじゃないか?ということです。

 

 

 

また、よく競歩では「地面を押す」という表現をしますが、それを「股関節を伸展する」とも言い換えられるのでは?と思いました。

 

 

 

なので、今大会では(上記で説明したように)、「レース後半に股関節の伸展トルクが減少することでペースが落ちてしまう」ということがわかっていたので、後半苦しくなった時に、股関節の筋力でペース低下を防ぐ意識を持ってレースをしていました。

 

 

 

結果、後半に苦しくてもペースを維持することができましたし、単にがむしゃらにもがき歩いている、というよりはペースを落とさないための最小限の力とエネルギーで推進力を得られている感覚がありました。

 

 

 

ですので、レース後半でペースが落ちてしまいがちな選手は、後半に股関節伸展トルクが減少してしまっている可能性が高く、逆に言えば、それを防ぐことで、いいレースができる確率を上げることができる、ということになりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

 

 

今回の「8坿慇畤展トルクの維持」に関する要点をまとめますと、

 

 

 

・股関節伸展トルクとは、脚が後方に向かう(伸展)時の「股関節の力の強さ」のこと

・「地面を押す」≒「股関節を伸展する」

・接地直前に、股関節を伸展する力が減少してしまうことで、歩行速度が低下する

 

 

 

少々複雑な内容だったかと思いますが、ご理解いただけたでしょうか?

 

 

 

少し長くなりましたので、次回の記事で「股関節伸展トルクを高めるための方法」について書いていきたいと思います。

 

 

 

では本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

★みなさんの「いいね、リツイート、シェア」がいつもモチベーションになっています!!★

 

 

 

◎ご意見、ご質問、ご要望は「質問箱」よりお願いします。

 

 

 

↓応援して下さる方は、この2箇所を1日に1回ずつクリックお願いします↓

にほんブログ村 その他スポーツブログ 陸上競技へ

クリックしたあと、一覧の中からもう一度山形競歩ブログを押してね。

 

第43回全日本競歩能美大会結果

  • 2019.03.18 Monday
  • 20:01

source:jaaf

 

 

 

こんばんは、山田です。

 

 

 

昨日行われた、第43回全日本競歩能美大会が終了しました。(リザルトはこちら

 

 

 

男子20kmWは山西選手、女子20kmWは淺田選手が優勝

 

 

 

 

 

 

男子は山西選手(愛知製鋼)が1時間17分15秒という驚異的な記録で優勝。

 

 

 

2位以下の日本人選手4名も1時間17分台という超ハイベースレースとなり、世界的に見ても「過去最速のレース」になったのではないか?と感じています。

 

 

 

 

 

 

さらに、山西選手は今年行われるドーハ世界選手権の派遣標準記録(1:20:00)を切っての優勝であったため、日本代表の切符も手にしました

 

 

 

先月行われた、日本選手権20kmW(1時間18分10秒 3位)から、1分近くタイムを縮め、山西選手の強さを最大限に発揮できた大会だったのではないでしょうか?

 

 

 

女子は淺田選手(DNP)が1時間32分23秒で優勝。

 

 

 

先月の日本選手権では失格でしたが、今大会でフォームを修正し、リベンジを果たしたようです。

 

 

 

惜しくも派遣標準記録(1:30:00)を切ることはできなかったので、代表内定とはなりませんでしたが、選考に関わる大きなアピールに繋がったのではと感じています。

 

 

 

男子学生20kmWは川野選手(学生新)、女子は熊谷選手が優勝

 

 

 

 

 

 

 

男子20kmWを制した川野選手は、今大会で1時間17分24秒の学生記録をマークしたため、50kmWと20kmWの学生記録保持者となりました。

 

 

 

20kmWと50kmWの2種目で学生記録保持者となるのは初ではないでしょうか?

 

 

 

スピード、持久力のどちらも兼ね備えた選手となり、今後の日本を担う選手になることが予想されます。

 

 

 

高校男子10kmWは濱西選手、女子5kmWは岡本選手が優勝

 

 

 

 

 

 

男子の濱西選手は前回の全日本ジュニアに引き続き優勝

 

 

 

国体、全日本ジュニア、能美と3冠を達成し、強さを見せています。

 

 

 

今後のより一層の活躍が期待できそうですね。

 

 

 

順天堂は学生4・5・6位入賞!

 

 

 

 

 

・日本選手権7位入賞の村山選手(学生4位・全日本7位)

・5000mWの高校記録保持者の住所選手(学生5位・全日本8位)

・2019元旦競歩覇者の菅浪選手(学生6位)

 

 

 

また、女子の林選手は、学生2位・全日本7位で、1時間39分36秒の記録は順大記録だった模様。

 

 

 

それぞれ自己記録を更新・入賞しました!おめでとうございます^^

 

 

 

山形競歩メンバーについては・・・

 

 

 

 

山形競歩メンバーは4人出場し、それぞれ全員が完歩することができました。

 

 

 

特に、高校生ながら20kmWに挑戦し、あのコンディションの中で完歩した井上君については、その勇気とチャレンジ精神を讃えたいと思います。(私が高校生の時は、挑戦しようとすら思いませんでした笑)

 

 

 

また、大会当日は、日本陸連の公式アカウントよりライブ配信が行われていたようですね。

 

 

 

 

 

大会当日は雨が降り、風も吹いていたことから、とても好コンディションとは言えない中でのレースでした。

 

 

 

しかしその中でも、力のある選手はしっかりと実力を発揮しており、過去にないハイレベルのレースとなりました。

 

 

 

やはり、このような悪天候の中でも高いパフォーマンスを発揮している日本人選手を見ると、日本競歩勢のレベルがますます高くなっていることが伺えます。

 

 

 

また、私自身も今大会に出場しましたが、ここで強く感じたことが、

 

 

 

体温調節への配慮とマネジメントがめちゃくちゃ重要!

 

 

 

というのも、レース後、寒さから疲弊しきっている選手や、寒さによる途中棄権者が数多く見られました。

 

 

 

また、私自身もレース後、手足の感覚がなく、しばらく体の震えが止まりませんでした

 

 

 

20km(50kmも然り)という長丁場では、体温への配慮が不可欠であり、体が冷え切り動かなくなる、ということを防がなければなりません。

 

 

 

「最初は多少寒くても、動いていれば温まるだろう」

 

 

 

という甘い考えでいると、痛い目を見るなと感じたのが今回のレース後の印象でした。

 

 

 

私自身も、大学時から20kmWの試合に何度も出場しておりましたが、極寒の中でのレースはあまり経験がなく、今大会が学びの機会となりました。

 

 

 

ですので、ここで「寒さ対策に対する重要性」というのをみなさんに共有しつつ、今後のレースに活かしていただけたらと思います。(寒さ対策の具体的な方法についてはまた文献を調べつつ記事にしたいと思います。)

 

 

 

山形競歩勢はレース後震えながらも、事無きを得ることができましたので、冬場のトレーニングの成果だったのでは?とメンバーで話していました。笑

 

 

 

また、私自身のレース内容を含め、今回のレースで試した事について書きたい事がありましたが、少し長くなりましたので、次回の記事で書きたいと思います。

 

 

 

では本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

★みなさんの「いいね、リツイート、シェア」がいつもモチベーションになっています!!★

 

 

 

◎ご意見、ご質問、ご要望は「質問箱」よりお願いします。

 

 

 

↓応援して下さる方は、この2箇所を1日に1回ずつクリックお願いします↓

にほんブログ村 その他スポーツブログ 陸上競技へ

クリックしたあと、一覧の中からもう一度山形競歩ブログを押してね。

 

「前半逃げ切り」vs「後半追い上げ」ではどっちが良いの!?問題について

  • 2019.03.10 Sunday
  • 20:05

 

 

こんばんは、山田です。

 

 

 

今日はあかねヶ丘で高校生の井上君と練習を行なってきました。

 

 

 

気温が10度を上回り、好コンディションになったかと思いきや、花粉が飛散し始めており、花粉症の私には非常に辛い季節です。泣

 

 

 

練習中も「マスク+サングラス」で行えば、心肺機能も高まり?花粉症への対策もできて良いのでは?と思うのは私だけでしょうか?笑

 

 

 

また、花粉症がひどく発症してしまう、という方は、免疫が低下している可能性も大いに考えられますので、季節の変わり目である今は、体力の回復に努めるなど、体調を崩さないようにご注意くださいね。

 

 

 

 

では、本日の記事です。

 

 

 

 

 

 

 

以前の記事「レースの組み立て方について」内の動画では、レースの組み立て方というテーマでお話ししましたが、今日はそれに非常に関係性の高いテーマで、

 

 

 

・自己記録を出すためにはどういうペース配分が最もベストなの?

 

 

 

ということを調査した法元ら(2011)の論文がありましたので、それについてご紹介したいと思います。

 

 

 

この研究では、6つの20kmWの国内公式大会に出場し、完歩した35名を対象にした研究で、レース前半の歩行速度(ペース)とレース後半の歩行速度を比較し、レース後のタイムと自己記録との相関性を調べた結果、次のような結果が出たようです。

 

 

 

・レース前半と後半の歩行速度の差が小さいほどレース前の自己記録に対する達成率が高かった

 

 

 

これは、自己記録に対する達成率が低かった(持ちタイムからかなり遅かった)人ほど、後半ペースダウンしており、達成率が高かった(ベストだったorベストに近かった)人は、後半のペースの維持率(or上昇率)が高かったようです。

 

 

 

また、上記論文内にもありますが、abbiss and laursen(2008)の論文では、同様に他の競技種目(長距離走、自転車競技、競泳)についても、2分以上、4時間以内の種目では、平均的なペース配分戦略が採用される傾向にあるようで、競歩だけでなく、他の有酸素系種目においても平均的なペースが最適とされているようです。

 

 

 

なので、よくある

 

 

 

・「前半逃げ切り」vs「後半追い上げ」ではどっちが良いの?問題

 

 

 

の答えとしては、「後半追い上げ」に軍杯が上がる可能性が高く、さらに強いと考えられるのは、

 

 

 

・すべてイーブン(同じ)ペース

 

 

 

である可能性が高いことが考えられます。

 

 

 

このデータは、私自身も同意していて、「いいレースができたなぁ」と実感できたレースを振り返ってみるとペースに上下がない(イーブンペース)か、終盤までイーブンで、ラストにペースアップしたケースがほとんどでした。

 

 

 

ですので、実際にレースを組み立てる時の考え方は、前回の動画「レースの組み立て方について」を参考していただきつつ、平均的なペースを維持できるようにペース配分と無理のない目標設定を行うと、レースにおいてより良いタイムを狙いやすくなるのではないかと思います。

 

 

 

では本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

★みなさんの「いいね、リツイート、シェア」がいつもモチベーションになっています!!★

 

 

 

◎ご意見、ご質問、ご要望は「質問箱」よりお願いします。

 

 

 

↓応援して下さる方は、この2箇所を1日に1回ずつクリックお願いします↓

にほんブログ村 その他スポーツブログ 陸上競技へ

クリックしたあと、一覧の中からもう一度山形競歩ブログを押してね。

ベントニー改善に効果的かも?なアドバイスについて

  • 2019.03.06 Wednesday
  • 20:00

 

 

 

こんばんは、山田です。

 

 


毎度みなさんより多くの質問をいただいていますが、その中でもベントニー(膝曲がり)に関する質問が多く、悩んでいる選手が多いんだなぁとつくづく感じておりまして、私自身のその改善に協力できたらと思っております。

 

 


ベントニーは、競歩動作を象徴する基本動作の1つであり、かつ初期の最大の難所でもあります。

 

 

 

そのため、ベントニーを克服できないことで、試合で失格し、競歩から撤退してしまう選手も少なくないと思います。

 

 


また、ベントニーの癖が付いてしまうと、膝を伸ばした状態を作るのが難しくなり、修正するのに多大な労力が必要になってしまいます。

 

 


ですので、ベントニーは一刻も早く改善しておきたい部分である、というのは言うまでもありません。

 

 


で、今回は、以前の記事「ベントニーの5大原因とその改善方法」でも紹介した、ベントニーの改善方法の1つである「その場競歩」について、「こんな意識づけを行うと改善が捗るかも!」というびわこ成蹊スポーツ大学の研究がありましたので、それについてご紹介したいと思います。



まず、「その場競歩」とは、その場で左右の片足立ちを行う動きづくりです。(以下の動画で「その場足踏み」という形で12分00秒辺りから紹介されています。)

 

 

 

 

 

 

この研究では、その場競歩を行う際に、「地面反力が大きくなるようなアドバイス」を選手にしたようで、そのアドバイスというのが

 

 

(丗立ち

  ↓

△修両貘踏み

  ↓
 紙コップを踏み潰す(△両態で)

 

 

 

↓の紙コップを踏み潰す動作イメージ↓

 

 

以上の3つの動作を行なった後、最後にその意識づけを行なったまま「前に進む」アプローチをしており、このアドバイスをした結果、ベントニーの違反を取られがちな選手の動作に改善がみられた、という結果が得られた模様。

 

 

 

個人的な見解では、「紙コップを踏む=地面を押す動作」に結びつき、その意識づけが膝を伸ばすことへのアプローチに繋がったのではないか、とみています。

 

 


被験者数が非常に少ないので懸念点はあるものの、単に膝を伸ばして行うのと、「紙コップを踏み潰すイメージ」を持ってやるのとでは、後者の方が、地面を押すイメージを持ちやすく、膝を伸ばす意識づけをするアプローチとして効果的ではないかと感じました。

 

 

 

また、「紙コップを潰す動作」で地面反力を得るアプローチとしている部分が非常におもしろいなーと感じておりまして、意識づけとそのアプローチ方法が個人的にとても共感できる部分もあり、この論文を紹介しようと思った理由の1つでもあります。

 

 


ですので、もしみなさんが、片足立ちやその場競歩といった動きづくりを行う場合、この意識づけを行なってからドリルや練習に移行することでベントニーの改善に役立つ可能性が大いにあると思われます。

 

 

 

また、紙コップではなくても、使い終えた空き缶(固いので、少し上級者向け?)でも効果はありそうなので、紙コップがない!という方や、紙コップがもったいない!という方には、そちらでやってみても良いのではないかと思います。

 

 

 

次回の練習会では、山形競歩メンバーと共に、この手法を試してみたいなと思います。笑

 

 

 

では本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

★みなさんの「いいね、リツイート、シェア」がいつもモチベーションになっています!!★

 

 

 

◎ご意見、ご質問、ご要望は「質問箱」よりお願いします。

 

 

 

↓応援して下さる方は、この2箇所を1日に1回ずつクリックお願いします↓

にほんブログ村 その他スポーツブログ 陸上競技へ

クリックしたあと、一覧の中からもう一度山形競歩ブログを押してね。

 

calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< April 2019 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM