レース後半でペースが落ちてしまう原因について

  • 2019.03.21 Thursday
  • 20:00

 

 

 

こんばんは、山田です。

 

 

 

今回は、前回の記事の最後でも触れましたが、私自身の能美大会の結果について振り返りたいと思います。

 

 

 

今大会の結果は、1時間28分30秒(22分22秒→22分03秒→22分05秒→22分00秒)で、

 

 

 

前回の神戸大会(1時間32分13秒)より、4分近くタイムを縮めることができました。

 

 

 

この理由として、私自身がココに原因がありそうだなーと考えている部分が3つほどありますので、それについてお話ししたいと思います。

 

 

 

|鎖絏淑の摂取

 

 

 

1つめは普段より少し多めの炭水化物の摂取です。

 

 

 

前回大会では、レース後半に大幅なペースダウンをしてしまいましたが、その理由として

 

 

 

エネルギー不足してたんじゃない?

 

 

 

と感じていて、というのも当日の朝の食事が、「おにぎり1個とコーヒーだけ」というアスリートにあるまじき食事をしておりました。笑

 

 

 

これでは、後半エネルギー不足で歩けなくなってしまうのも無理ないだろうということです。

 

 

 

今までのレースでは、「エネルギーが不足して歩けなくなる」という経験がなく、「そこまで摂取していなくてもなんとかなるだろう」と思い込んでいましたが、やはり20kmほどのレースになると炭水化物をある程度摂取し、筋肉にグリコーゲンを貯めておかないと後半に体力が持たず、ペースダウンしてしまうことを前回と今回の大会を通して痛感しました。

 

 

 

食べ過ぎも良くありませんが、やはり20kmを歩き切るためには、ある程度、多めの炭水化物を取っておいたほうが良さそうです。

 

 

 

⊇乎弔良かった

 

 

 

2つめは、一緒に歩いていた集団のペースが良かったことです。

 

 

 

今大会では、他の選手に引っ張ってもらいつつ、所々前に出て、先頭を歩いたりしていましたが、集団として非常に良いペースで歩けていたのではないかと思います。

 

 

 

前回の神戸大会では、今大会より集団に属している時間が短く、一人で歩いている時間や先頭を引っ張っている時間が長かったように感じます。

 

 

 

やはり、先頭を引っ張る選手は、集団に属している選手より疲労しやすいように感じます。

 

 

 

理由は風の影響も少なからずあると思いますが、それよりも無意識的な心理的負担があるのではないかと見ています。

 

 

 

先頭を引っ張る選手には当然メリットもありますが、それを享受するためには、それ相応の集中力(周りに影響されない)と、メンタルの強さ(自信を持ってペースメイクできる)が要求されるなと感じました。

 

 

 

8坿慇畤展トルクの維持

 

 

 

3つめは股関節伸展トルクの維持です。

 

 

 

実は、今日のブログの本題はこれで、以前書いた記事「「前半逃げ切り」vs「後半追い上げ」ではどっちが良いの!?問題について」の中でも紹介させていただいた、法元ら(2011)の論文についての内容です。

 

 

前回は、前半と後半の「ペース変化」について焦点を当てて説明しましたが、今回は「力学的エネルギー(パワーの使われ方)の変化」について紹介しようと思います。

 

 

 

今回紹介する部分では、上位の選手と下位の選手では「レース前半と後半でエネルギーの使い方に違いがあるの?」ということを調べてまして、その結果というのが、

 

 

 

・レース後半でペースが落ちてしまう選手の特徴に「股関節伸展トルクの減少」が見られた!

 

 

 

という結果だったそうで、これはつまり、上位の選手は「股関節伸展トルクを維持することで、ペースダウンを抑えていた」傾向が見られた模様。

 

 

 

これによって上位の選手は後半のペースダウンが抑えられ、前半と後半のペースのイーブン化ができ、結果として良いレースができていたと考えられます。

 

 

 

そもそも、股関節伸展トルクってなに?

 

 

 

勝手に話を進めてしまいましたが、「そもそも股関節伸展トルクって何?!」という声が聞こえてきそうなので、解説しておきます。

 

 

 

股関節伸展トルクというのは、股関節を伸展するための「関節のパワー」のことです。

 

 

 

股関節は様々な動きをすることができますが、今回は「屈曲」「伸展」の2つの関節の動きを紹介します。

 

 

 

 

 

図にも書いてあるとおり、左が股関節の「屈曲」で、右が「伸展」です。

 

 

 

今回のポイントは「伸展」であり、この図では、股関節の伸展とは、「股関節の付け根を起点に、足が後方に向かう関節の動きだよー」ということを理解していただければと思います。

 

 

 

で、「伸展トルク」とは、関節が後方に向かう(伸展)時の「股関節の力」のことを指します。

 

 

 

要は、競歩動作に置き換えると「前に押し出す時の力の強さ」のことですね。

 

 

 

この研究では、後半ペースを落とさない(歩行速度を維持する)ためには、回復期後半における回復脚股関節伸展トルクと膝関節屈曲トルクを維持することが重要であると述べられておりますが、これは、

 

 

 

・「接地直前」における股関節の伸展トルクの維持

 

 

 

のことを指していると言って良いでしょう。

 

 

 

なので、接地直前に、股関節を伸展する力が減少してしまうことが後半のペース低下の原因になっており、これを防ぐことができれば、後半ペースを落とすことなく、イーブンでレースできるんじゃないか?ということです。

 

 

 

また、よく競歩では「地面を押す」という表現をしますが、それを「股関節を伸展する」とも言い換えられるのでは?と思いました。

 

 

 

なので、今大会では(上記で説明したように)、「レース後半に股関節の伸展トルクが減少することでペースが落ちてしまう」ということがわかっていたので、後半苦しくなった時に、股関節の筋力でペース低下を防ぐ意識を持ってレースをしていました。

 

 

 

結果、後半に苦しくてもペースを維持することができましたし、単にがむしゃらにもがき歩いている、というよりはペースを落とさないための最小限の力とエネルギーで推進力を得られている感覚がありました。

 

 

 

ですので、レース後半でペースが落ちてしまいがちな選手は、後半に股関節伸展トルクが減少してしまっている可能性が高く、逆に言えば、それを防ぐことで、いいレースができる確率を上げることができる、ということになりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

 

 

今回の「8坿慇畤展トルクの維持」に関する要点をまとめますと、

 

 

 

・股関節伸展トルクとは、脚が後方に向かう(伸展)時の「股関節の力の強さ」のこと

・「地面を押す」≒「股関節を伸展する」

・接地直前に、股関節を伸展する力が減少してしまうことで、歩行速度が低下する

 

 

 

少々複雑な内容だったかと思いますが、ご理解いただけたでしょうか?

 

 

 

少し長くなりましたので、次回の記事で「股関節伸展トルクを高めるための方法」について書いていきたいと思います。

 

 

 

では本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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