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2019.04.20 Saturday

勝つレースをする上で事前に克服しておきたい問題について

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    こんばんは、山田です。

     

     

     

    今日は山形県の強化記録会がありまして、久々に5000mWに出場してきました。

     

     

     

    記録は21分09秒29(4'17"、4'17"、4'17"、4'11"、4'07")でした。

     

     

     

     

     

    今回の主な目的は、先頭を引っ張ってペースを作り、県内メンバーが21分台〜22分前半を出せるようにペースメイクすることでした。

     

     

     

    レース前に考えていた流れでは、入りの1000mを4'20"を切るペースで入り、そのペースを3000mまで維持し、ラスト2000mはフリーで、余裕があればペースアップしよう、というのが(私の練習も兼ねた)レースプランでした。

     

     

     

    コンディション的には天気も良く、風が若干吹いていましたが、特に影響はなく、好コンディションだったのではないかと思っています。

     

     

     

    県内のメンバーにはこの事を事前に周知しており、最初は21分台〜22分台ターゲットのメンバーが集団になって歩いていましたが、2000m手前辺りで多くのメンバーが脱落していました。

     

     

     

    もう少し長く、多くのメンバーが耐えられるだろうなーと予想していたために、今思うと、もう少し遅めのペースメイクでも良かったのかなぁと反省しています。

     

     

     

    ただ、最近の練習で良い練習を積めていた選手の何名かは、大幅にベストを更新しており、自身の実力アップを実感できていた選手も見られました。

     

     

     

    山形競歩メンバーの実力アップは、強化に携わる私としては非常に嬉しいものであります^^

     

     

     

    ただ、やはり負けてられないという気持ちもありますので、これをモチベーションにし、自身の強化にも繋げていきたいですね。

     

     

     

    で、今回のレースで思ったことは、やはりレースで好記録を狙うためには、ペースの平準化は必須であり、後半ペースを落とさないための工夫は欠かせないなーということです。

     

     

     

    特に、ペースメイクが苦手な選手は、最初の入りを速く突っ込みすぎてしまわないように注意する必要があります。

     

     

     

    高校生の場合(特にインターハイ)は上位に入ることでしか上位大会に進むことができませんが、大学生以上は、標準記録突破がインカレ出場の可否に関わってきますので、ペースメイク力を鍛えたり、ペースの平準化を日頃から意識しておくことは、大きなポイントになると思います。

     

     

     

    もちろん高校生も、入りで速く突っ込んでしまい、後半追い抜かれてしまうレースばかりをしていては、勝てたはずのレースを落としてしまいかねませんので、ペースメイクには慎重になる必要があります。

     

     

     

    ただ私自身、試合でのペースメイク力は試合でしか培われないと思っていまして、というのも、練習でのペース感覚と、試合でのペース感覚は同じではないためです。

     

     

     

    これは多くの方が感じていることでしょう。

     

     

     

    やはりレースでは、いつもの練習以上に緊張感があり、多くのアドレナリンが出ています。

     

     

     

    ゆえに、その作用から感覚が麻痺し、普段の練習より苦しくないように感じます。

     

     

     

    この「苦しくない」という感覚を信じすぎると、ペースメイクに失敗します。

     

     

     

    というのも、感覚では楽だと感じていても、実際には、身体に大きな負荷がかかっています。

     

     

     

    最初は体力も残っており、アドレナリンでごまかすことができても、後半に疲労がピークになって、集中力が切れてしまうと、一気にペースダウンしてしまうことになります。

     

     

     

    私も昔は、レース後に、

     

     

     

    「最初は良かったのに、後半が我慢できなかった。後半もっと我慢できるようにする。」

     

     

     

    という反省をしていましたが、これは間違いで、後半我慢できなかったことが悪いのではなく、「後半我慢できなくなるくらい、前半に突っ込みすぎたこと」が問題だったのです。

     

     

     

    これに気づいてからは、何も考えなしに前の選手についていくのはやめ、極力自分の実力に近い選手と一緒にレースしたり、自分のペースメイクでレースを進められるように意識しはじめました。

     

     

     

    ただ、記録会や失敗がある程度許されるレースでは、今日はあの人に挑戦するレースをしよう、と決めて行ったりするのは良い方法だと思いますし、自分の実力の幅を広げるためにも積極的に行うべきです。

     

     

     

    ただ、失敗したくないレースや上位大会を目指すレース、狙いたいレースでは、ある程度自分の力を発揮しやすいレースパターンとペースメイク力を培っておくことは非常に重要です。

     

     

     

    また、こういった理由で良いレースを逃してしまってはいませんか?

     

     

     

    ・自分でペースメイクができないから、狙うべきレースでは他の選手についていくしかない

    ・自分の力を発揮できるレースパターンを知らないから、どうペースメイクしたらいいかわからない

     

     

     

    これらの要素は、あらかじめ潰しておくべきであると私は思っていますし、勝つためのコマンドとして事前に克服しておきたい点です。

     

     

     

    やはり強い選手であればあるほど、変化への対応力が高く、その状況に応じて臨機応変に対応しています。

     

     

     

    ただ、これらの要素は一朝一夕で身につくものではありませんが、日頃のトレーニングや試合などで事前に問題意識を持っておくことで、試合への対応力の幅を大きく広げることができると思います。

     

     

     

    当ブログでは、ペースメイクについて何度も触れされていただいていますが、今日は私の経験から感じているペースメイクの重要性について再度熱く語らせていただきました。笑

     

     

     

    多分、ペースメイクに関する話が好きなんでしょうねぇ。。。

     

     

     

    以上、参考になれば幸いです。

     

     

     

    では本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

     

     

     

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