競歩の動作効率化に欠かせないウォーキングエコノミー向上に必要な4つの筋肉とは?

  • 2020.03.05 Thursday
  • 19:56



今回は、筋肉の活性化パターンとウォーキングエコノミーとの相関について調べた論文(2019)についてご紹介します。

 


簡単にいうと、「効率的な動きをしている選手はどの筋肉を使ってるの?」という研究です。



この研究の対象は、21人の男子オリンピック選手で、リオ五輪のエントリー基準(20 km:1時間24分00秒以内)を保有していた模様。

 


参加者は、身長、体重、および8つのスキンフォールド(大腿二頭筋、大腿三頭筋、肩甲下、棘上筋、腹部、肩甲上、太もも、および内側のふくらはぎ)を測定し、筋肉の活性状態を分析したようです。



結果はというと、高い経済性を持っていた選手は、以下のタイミングで以下の筋肉を使っていたそう。

 


■接地直前〜体重乗り込み期
・大殿筋(p = 0.022、r = 0.716)

 →お尻
・大腿二頭筋(p = 0.011、r = 0.801)

 →ハム
・腓腹筋(p = 0.041、r = 0.662)

 →ふくらはぎ

 


■スイング初期段階
・大腿直筋(p = 0.021、r = 0.798)

 →前もも
 


これを図に示すと、



という感じになります。

 


解説を加えると、

 


\榁歪樵阿紡の裏側の筋肉(お尻〜ふくらはぎ)を緊張させ、地面からの反発力を推進力に変える。
∋抻→スイング段階に入るタイミングで、前ももを緊張させて足を素早く振り出す。

 


こうすることで高い経済性を得られるぞってことですね。

 


論文内の結論として、

 

筋肉の活性化を変化させることにより、神経筋系が最適に調整され、歩行の代謝需要を減らすことを示唆している。 
これらの発見は、接地時の後部筋肉活性化の重要性と、スイング初期の股関節屈筋活性化が効率的なエネルギー伝達に関連していることを強調している。 


要は、タイミングによって筋肉の使い方を変えて、動作を最適化すると、消費するエネルギーが減るから楽に歩けるよ!ってことですね。

 


やはり、競歩で速くなりたければ、接地及び支持タイミングでの股関節伸展パワーと、スイング初期の股関節屈曲パワーが欠かせないポイントとなりそうです。



股関節伸展パワー強化には、「後半ペースを落とさないためにしておきたい筋トレはこれだ!」「「臀部の具体的トレーニング方法」と「大きな筋肉を使うことの重要性」について」を、

 

 

股関節屈曲パワー強化には、「腸腰筋群の具体的トレーニング方法について」、「速く歩ける選手の筋肉的な部分ではどういった特徴があるのか?について」あたりを参考に強化を図ってみると良いのではないでしょうか。

 


個人的には腓腹筋(ふくらはぎ)を使っていた、というのはなかなか驚いた部分でして、地面を捉えたときにふくらはぎの緊張が一時的に発生しているのかなーという印象です。

 

 

なので、あくまでもキックするタイミングでふくらはぎを使うわけではないと思われますので、勘違いしないように気をつける必要がありそうです。

 

 

では本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

★みなさんの「いいね、リツイート、シェア」がいつもモチベーションになっています!!★

 

 

◎ご意見、ご質問、ご要望は「質問箱」よりお願いします。

 

 

↓応援して下さる方は、この2箇所を1日に1回ずつクリックお願いします↓

にほんブログ村 その他スポーツブログ 陸上競技へ

クリックしたあと、一覧の中からもう一度山形競歩ブログを押してね。

 

コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< March 2020 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM