競歩のルールの「本質」を理解する
- 2017.04.28 Friday
- 21:46
競歩では、同じ学校、同じ都道府県に強い選手が一人いると、
「周りも強くなる」
という現象が起こります。(特に高校生)
これには理由があります。
それは、その強い選手が基準になる、ということです。
競歩をはじめたばかりの選手は、
どこからどこまでが競歩の
「歩く」
という定義になるのか分かりません。
すると、競歩のルールである、
○ベント・ニー(接地してから地面と垂直になるまで膝が伸びていないといけない)
○ロス・オブ・コンタクト(片足のどちらかが、地面に接地していなければならない)
の2つのルールに忠実に縛られた歩き方になります。
しかし、強い選手はこのルールを上手く守り、
上手く抜け出しています。
ここには「ヒューマンアイ(人の目視)のみの判定」
であることに抜け道があるからです。
要は、審判が見ているポイント(判定基準)さえおさえておけば、
失格から逃れられる、ということです。
一見、走っているように見えても、
違反をとられない選手は、大事なポイントをおさえています。
もし近くに全国トップクラス、もしくは5000mWが20分台〜21分前半クラスの選手がいるならば、よく観察してみてください。
なぜあの選手は速いのか、なぜ違反をとられないのか
という視点で分析してみてください。
次回は「審判が見ている主なポイント」について書きたいと思います。
ありがとうございました。
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